教育資金の一括贈与の非課税制度。どう思いますか。
教育費は本当に大きな負担ですよね。平成25年に教育資金に関する一括贈与の贈与税の非課税という制度が出来ました。今の段階では平成31年までということになっていますが、きっとその後も延長されるのではないかなと私は思っています。この制度を初めて聞いた時に、良い制度だなと感じました。しかし、よくよく考えてみると、この制度を使えることによって、今現在お金の問題で進学をあきらめなくてはならないような家庭環境の子のうち進学できるようになる子はいったいどれくらい増えるのでしょうか。私は増えないと思いました。この制度を使える家庭環境の子はすでに教育費をかけてもらえてる子供たちだと思うからです。そもそも以前から教育資金の贈与は都度都度の贈与でも贈与税がかからないそうです。これは全く知りませんでしたが、今までもそういう制度はあったということです。
現在は長生きの時代になっていますが、健康で、他の人の手を煩わせずに生活できる平均年齢は男性70歳、女性73だそうです。生活していくうえでも様々な支援が必要な状態になった時それにもお金はかかります。おじいちゃんおばあちゃん自身が生活するうえでかかってくるお金は長生きする分だけ当然かかってきますよね。一括贈与することでご自分の生活費が足りなくなるような事態も想像してしまいます。この制度のメリットとは何なんだろうと考えてしまいます。